年一回だったお墓まいりを週一回にして起こった「マインドシフト」

長年にわたり、気になっていたことの一つに、「毎日のように、もしくは毎週のようにお墓まいりに行く人は、そうでない人とどう違うのだろうか」という疑問がありました。

というのも、お墓を建てたお客さまのうちの少なくない方が、お墓まいりにわりと頻繫に行っている様子がうかがえ、それにくらべると我が家は、墓まいりの回数がそれほど多くないことに気がついたからです。

ブログや動画などでよくある「やってみた!」ではないですが、いつか実体験調査をしたいと思いつつ、なかなかやれずにいました。

が、たまたま3・4・5月はコロナの影響もあってヒマだったこともあり、結果的には週に一回、少なくても月に二回程度は、墓まいりに行っていたんですね。

「オンライン墓まいり」の動画撮影という目的もあって、頻繫に行くことに

行っているときはそれほど意識していませんでしたが、振り返ってみるといくつかの発見があり、コロナ禍のせいもあったからか、自分のなかで小さなマインドシフトが起こっていることがわかったのです。

意外と時間の経過がわかる -発見その①

墓地や墓のイメージに「いつ行っても、いつもと同じ佇まい」というのがあると思うんですよ。

墓石の石は無機質な存在なので、墓地に向かうときに「どう変化しているかな♪」というワクワク感はほぼなくて、「いつもと同じ佇まいがそこにあるだろう」という安心感があるはずなんです。

まぁ墓地にもより、夏場なんかは「どれだけ雑草に埋もれているんだろう……」とおそるおそる向かう人もいるでしょうが(笑)

そして、今年の4,5月は気温の高い日が多かったこともあり、雑草の伸びは思ったより早いことに気がつきました。

この間はこんなところに草が生えていなかったはず……

草を抜いたはずなのに、また新たな小さな草が伸びてきているところが数ヶ所あり、墓地という時間の止まっているはずの場所で、時間の流れは意外と速いことを実感しました。

とくに5月に入ると、墓石に黄砂が吹きつけているのもわかり、墓の汚れで四季を感じるという風流も感じられましたね。

「死者の聖地」には小さな命がたくさんあった! -発見その②

墓地は死者が眠る場所ですが、お墓に手を合わせたり、墓そうじをしていると気がつくことがあります。

そこには、虫や小鳥やアリ(これも虫か)などの、小さないのちがたくさんいることに。

視点を下げると、墓地は死者の世界の入り口どころか、「まるでいのちの宝石箱や~!」と叫びたくなるくらいに、生きとし生ける小さなものたちの世界でもあることに気がつきます。

墓地の静けさとあいまって、人間社会とはちがい、主役はこの小さないのちであるかのような感覚すら抱きます。

あれ、これはもしかして自然と一体化するってことなのかしら?

小さな生命が一生懸命生きている姿をまじまじと眺めることは、大人になるとほとんどなくなるんです。

そして、普段なら踏んづけて終わりのところを、なぜか墓地という場所だと目の前で仏さまに見られているように感じるせいか、「殺生はいかん」と、むしろ自分が自然界にお邪魔している感覚になるんですよね。

普段、目に入らなかった小さな世界を垣間見れて、ふとつぶやきたくなります。

私と小鳥と虫と みんなちがって、みんないい

定期的な軽い運動になっている -発見その③

墓地に定期的に足を向けるということは、ちょっとした軽い運動、散歩をしていることに近いのではないかと思います。供花を片づけたり、香炉を掃除したり、といった作業も同様に、軽くからだを動かしていますからね。

あの養老孟子さんは、よく墓地に散歩に行くそうです。からだを動かしながら、非日常的な空間である墓地で思考をめぐらすことが、いい刺激になるといいます。

とくにコロナのように、在宅が続き、先が見えない不安なときであれば、なおさらかもしれません。

ある若い女性が、コロナ禍の在宅勤務期間中の早朝に散歩をしようと決意した話と、その効果を聞く機会がありました。2ヶ月近くつづけたことで、精神の安定と自信につながったということです。

墓まいりは、この散歩のような役割に近いものがあるのではないかと思います。

枯れたお花をとって花立を洗い、新たにお花を供え、香炉をそうじする。ロウソクに灯をともし、線香をあげ、お墓に手をあわせるころには、ちょっとした達成感につつまれます。

ほど良い疲れと、ほど良い達成感がそこにあることに気づくはずです。

新しい日常をつくるというマインドシフト

変わり映えしない日常に、どのように刺激をあたえるのか。

これは、長い人生を生き抜かないといけない現代人のライフハックにつながるのではないでしょうか。

強い刺激をもとめ、大きな成果をねらうことも素晴らしいことですが、そのやり方で長続きする人はそう多くありません。また、それがいずれ徒労になってしまうこともあるでしょう。

それで虚しさにおそわれるくらいなら、小さな成果を感じられる日常をつくることに目を向けたほうがいいのかもしれません。

それは毎朝の散歩でもいいし、年一回だった墓まいりを月に一回、週に一回、毎日にすることでもいいと思うのです。

自分自身と向き合える時間、できればそのときに無心に近い状態になれるような何かを日常に取り入れられたほうが、人は強くなれるんじゃないでしょうか。

大きな成功をもとめる風潮は、もしかしたらこのコロナの影響で変わってきているのではないかと感じます。

自分の周りの小さな世界を感じながら、偉大な自然と一体になる。

そういう小さな積みかさねをできることが、その人の芯になっていき、揺るぎないものになっていく。

これまでの年一回の墓まいりの頻度が多くなったことで、すくなくとも、そういった心の安定を得られたことを、ここに記しておきたいと思います。

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