コロナ禍で気づいた「愛別離苦」について今できること

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

新型コロナウィルス対策で7都道府県に緊急事態宣言が発せられました。ここ富山でも感染者が日々増加しています。

青空がひろがる春日和なのに、これまで当たり前にできていたことができなくなり、なんとなく意気消沈することが多くなっています。また一方で、いつ戦闘態勢を取らなければいけないかと緊張感が抜けずにいることも否めません。

ちょうどその転換点となったのが、志村けんさんの訃報が流れたころではないかと思います。いよいよ感染者が県内に出た時期でもあり、不自由感と不安感のうえに喪失感が重なる現象をオールジャパンで共有した、ともいえます。

とくに、志村さんのお兄さまのインタビューから、家族を失い、そのお別れの時間を十分に持つことができない哀悼を共有したことで、日本中がこの感染症の結末を「自分ごと」としてとらえるようになったというと大袈裟でしょうか。

新型コロナウィルスに感染して死亡した場合の火葬について

新型コロナウィルスで亡くなった場合は、葬儀もできず、火葬に立ち会うこともできず、骨になって帰ってくる、という認識を得たかもしれませんが、厚生労働省のHPでは遺体等を取り扱う業者向けに、このような記載があります。

感染拡大防止対策上の支障等がない場合には、通常の葬儀の実施など、できる限り遺族の意向等を尊重した取扱をする必要があります。

新型コロナウイルスに関するQ&A(関連業種の方向け) 問1より抜粋

火葬に先立ち、遺族等が遺体に直接触れることを希望する場合には、遺族等に手袋等の着用をお願いしてください。

新型コロナウイルスに関するQ&A(関連業種の方向け) 問2より抜粋 

なぜ、志村さんのお兄さまご家族がお別れの儀式もできぬまま、お骨になった状態で対面しなければならなかったのかについて、有限会社佐藤葬祭さんのYouTubeチャンネルで解説されていました。

佐藤葬祭さんによると、葬儀などにおいて遵守しなければならないことがなおざりにされたことで、そこに従事する業者を守るために取られた措置ではないかということです。

ただ、今後もこういった事態が生まれるかもしれず、大事な人と突然のお別れもままならなくなる可能性が、わたしたちにもあることを認識しておく必要が出たといえます。

志村さんの訃報の前に書いたブログで、儀式の意義について書いたのですが(どちらかというとお祝いの儀式よりでしたが…)、お別れの儀式ができない可能性があること、そのダメージについても考えていく必要があるのかもしれません。

とつぜんの別れの後も感情の交流ができるように

志村さんのケースではご遺族が十分なお別れができないことへの同情や共感があったと思いますが、では自分が去っていく側であったらどうでしょうか。

突然の別れが訪れる可能性は、新型コロナウィルスが終息したとしてもゼロにはなりません。

そのために、それぞれの人が万が一のために「そなえ」をしているだろうと思いますが、残された人にとっては、別れができぬまま旅立っていった人のことを想うことそのものが、悲しみを増幅させるように思えます。

そのために「今の想いや感謝の気持ち」を何らかのカタチで記しておくことが良いのではないかと思います。

いわゆるエンディングノートなどもそうでしょうし、日記に家族への想いを綴るのもひとつかもしれません。

また、当HPでもあつかっている「おはかの手帖」には『Thanks Massage』のページがあり、ここに家族や友人への感謝の気持ちを綴ることができます。

「おはかの手帖」そのものが家族へ残すためにつくられた手帖であるので、万が一のそなえのために、また家族で過ごすことが多くなるこの時期の日記代わり(「Episodes of Family」のページに書きこめます )としても活用できます。

Episodes of family
Thanks massage

何よりもこの状態が一刻も早く終息すること願うばかりですが、今だからやれること、こんなときだから気づくことを記してみることで、見えてくることや感じることがあるかもしれません。

おはかの手帖をそのように活用することで、あなたのお役にたつのであれば幸いです。

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