墓の納骨堂を開けると一つの骨壺だけに水が溜まっていた!? ~スナダマンの事件簿~

先日、古いお墓から新しいお墓へお骨を改葬するためのお手伝いとして、墓前法要のあと、お墓の納骨堂からお骨壺を取り出させていただきました。

古いお墓の解体前におこなう墓前法要

お骨壺は7~8個あったのですが、そのうちの一つは東京でお亡くなりになったご家族さまのお骨壺で、富山では珍しい「陶器製」のものでした。(※富山の骨壺は「素焼き」が一般的)

新しいお墓に納骨する前にお骨壺をキレイにしておきたいとのことでしたので、いったんお持ちになられたお客さまでしたが、その後こんなメールが届きました。

砂田さん。
白の陶器の骨壺にだけ、8割くらい水が入っていたんです。骨壷を出したとき、フタが少し開いていたのでしょうか。
これにだけ水が入っていたので、骨壷を新しく素焼きのものに取り替えたほうがいいでしょうか。

そういえば骨壺を取り出したスナダマンこと社長が、「すごく重かった。お骨が多かったのかな」と言っていました。

私も運ぶときにお持ちしましたが、たしかに重かった記憶があります。
その場でフタを開けてもいたのですが、水は上部からは見えず、下の方にたまっていたようです。

なぜ他の骨壺には水が入っておらず、ある一つの骨壺にだけ水が入っていたのでしょうか。

このミステリーをスナダマンが解き明かします!

実際のスナダマンはもっとスリム……。

謎解き1. お墓の構造と骨壺の浸水の関係

こちらがそのお墓です。
昔ながらのこのようなお墓は、納骨堂にフタがついていない構造になっています。

また、石のつなぎ目である目地の部分のセメントも剥がれてしまっているため、納骨堂内部に水が浸透しやすくなっています。そのため、大雨のときに納骨堂内に水が入り、水が溜まった状態になったときがあったと思われます。

富山は降雨量が多いので、納骨堂に水が入りやすいこのような構造のお墓は、水が入りにくい納骨堂のお墓へとしだいに変化してきました。

スナダ石材の和型墓石

納骨堂の上に蓋石(ふたいし)を付け、また水返し(水垂化工)がついていることで、納骨堂内に水が入らないように工夫されたお墓のことを「富山型」ともいいます。

蓋石部分は、その名のとおり「傘」の役目をしているので、「傘石」ともいいます。
古いお墓のリフォームでも、この納骨堂部分だけを新しくするお墓は多いです。

しかし、お墓からお骨壺を取り出したときには、納骨堂内に水が溜まってはいません。おそらく溜まっていた水は、時間が経って抜けていったのでしょう。

ここで新たな疑問です。
納骨堂内部が浸水した可能性はわかったけど、ではなぜたった一つの骨壺にだけ水が残っていたのでしょうか?

謎解き2. 陶器製の骨壺と素焼きの骨壺の大きな違い

ここで陶器製の骨壺と、富山で一般的な素焼きの骨壺の違いを考えてみます。

陶器は素焼きに比較して「壊れにくくしっかりしている」というメリットがありますが、半面「水分が逃げにくいので湿気がたまりやすい」という特徴もあります。

しかしこういったディテール以上に、もっと重要で単純な事実があります。

それは骨壺の「高さ」です。

陶器製の骨壺は、素焼きのノーマルタイプに比べて横幅は大きく作られていますが、高さは素焼きに比べて低くなっています。

標準的な陶器製の骨壺
標準的な素焼きの骨壺

そして今回は「陶器製の骨壺の中だけに8割程度の水が溜まっていた」という状況です。
ちなみにフタは閉まっていましたが、ロックはかかってなかったようでした。

ここから導いた答えは、
「陶器製の骨壺が覆われるくらいに納骨堂内部に水が溜まった可能性があり、素焼きの骨壺はその高さのおかげで浸水しなかった」
です。

ひとつの骨壷にだけ水がたまった理由のまとめ

この答えはおそらく、

・お墓の納骨堂内部が浸水しやすい構造になっていた
・陶器製の骨壺だけが低いので、この骨壺の高さまで浸水してしまった


と考えられます。

お客さまは陶器製の骨壺に買いかえた方が良いかと思われましたが、素焼きの骨壺でもその高さ以上の水に浸かってしまえば、いくら水分がたまりにくいとはいっても、いったん溜まった水はそう簡単には抜けきらないでしょう。

新しいお墓は水が入りにくい構造になっているので、陶器製の骨壺でも水の心配はしなくても大丈夫でしょう。

ということで、今回のスナダマンの謎解きは無事に解決いたしました~!

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