ネット通販で墓石を建てるリスク

最近は、墓石を建てるとなったときに、8割くらいの方はまずネットで、墓石に関する情報を調べてからご来店されます。ネットで検索すると、石種だったり、墓石建立についての情報が多少なりとも取得できます。

中には、「墓石 ○○万円」という見出しのサイトもあります。
実際に、「墓石 ○○万円」のサイトから資料請求されたお客さまに、そのカタログを見せていただき、お話を聞かせていただきました。

ネット通販墓石の価格の仕組み

請求して送付されてきたカタログは大変分厚く、50ページくらいはあるものでした。
カタログはキレイに作られ、情報量も多岐にわたり豊富で、これで安ければたしかに頼みたくなるように作られていますね(笑)

こういう部分では、地元の昔からある石材店と比べると、比較できないくらい最先端な感じがします。
それもそのはずで、ネット通販はこの「資料」が、営業マンや店舗と同じ役目を果たすわけですから、ここが一番の勝負どころなんですよね。これで、お客様の心をわしづかみにしないといけないんです。

カタログと一緒に送られてくるもの
  • カタログとともにメジャーが送られてくるので、お客様がご自分で寸法を測り、墓地の写真を撮って送り返すようになっています。

↳ これは、一般的に石材店がする仕事を、お客様自身がすることになっているわけですね。サイトでも、その経費分を価格に転換できると謳っているので、これについては、資料請求された方ご自身も納得されています。

ただし、こういったことをすべてプロに任せたいから、仕事を依頼する方も多く、果たして慣れない人が正確に計測できるかには少し疑問が残ります。

気をつけなければいけないのが「オプション」

墓石の価格が分かりにくくなる原因に、既製品が作りにくいことがありますが、それは、墓地の大きさが様々だからです。

それを分かりやすく、不透明さをなくそうとしているのが、こういった墓石のネット通販になるのですが、だからといって墓地の大きさが一律になるわけではありません。
そこでこちらでは、既製のプランから敷地がはみ出た場合は、その分がオプション料金となっています。

要するに、追加料金の発生です。

さまざまなオプション
  • たとえば納骨法要の立ち会いは、プラス3万円となっていました。

↳スナダ石材は、建立後の納骨法要の立ち会いは「無料」で行っています。

お聞きしたお客さまは、最終的なお見積りは取られていなかったのですが、その後、営業の方から2度セールスの電話があったそうです。

一度目は、消費税が別途かかります、というご案内。
二度目が、「いついつまでにご契約されたら、消費税は免除できます」というもの。
ということは、一ヶ月ほどで消費税分がプラスで跳ね上がるようです。

  • これは最初の資料送付の時に、消費税免除などの記載の用紙を一枚つければ済む話だと思うのですが、電話営業で伝えるということは、あちらからも資料請求した方と何とかコンタクトを取ろうとしているのでしょうね。 

また、契約の際は、契約金として価格の半分を支払う必要があるそうです。

これらを単純に計算すると、うちが出す見積もりとそんなに大きく変わらないだろうという結論が出たのと、地元の石材店ということで、何かと融通がきいたり、込み入った話を相談できることなどをご考慮されて、最終的にはスナダ石材でのご契約となりました。

安く提供できる理由のひとつに、地元石材店の犠牲が

ここ富山でも、ある墓石ネット通販の仕事を請け負ったことがあるという地元石材店から、話を聞かせていただくことができました。

いくら直販にしても墓石の製品そのものが値上がりしている現在では、施工部門の人件費を削らないと、当初の利益が見込めなくなっているはずです。
そのため、施工を請け負う地元の小さな石材店が、この業界の相場の半分の人件費で施工し、さらにお客様との打ち合わせも兼用しなければいけないそうです。

富山県のお墓は、骨壺が他県と比べて断然大きいなどの構造的な特徴があるため、クレームにつながるのを恐れて、その石材店さんは仕事の依頼を断ったと言っておられました。

安いのにはワケがある!

実際にネット通販で墓石を建てたという方から、こんな問い合わせがありました。

「4年前に墓石を建てたが、張り石から白いものが出ているため、それをキレイにしたいがその会社に電話がつながらなくなった」というものです。

しばらくは、その白いものを掃除してくれていたようですが、いつの間にかその会社がとんづらしちゃったようです。

こちらがそのお墓の参道部分です。

この白いものは「エフロレッセンス」という白華現象で、モルタル中の水酸化カルシウムCa(OH)2 が、浸入した雨水などに溶けて目地やクラックからにじみ出し、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムCaCO3 となった現象のことです。

湿気の多い納骨堂内部や、基礎コンクリートではときどき見られる現象ですが、張り石から溢れているもので、こんな大きなエフロは初めて見ました。

横をみてみると、張り石の下のコンクリート部分から流れでているエフロが鍾乳洞のようになっています。

これは、張り石の下のコンクリートを打設するときに、セメントの練り具合が甘かったのが原因じゃないかと思われます。
勾配がきいているため、エフロが流れ出るように下の段からあふれ出していますが、こうしていったん出たエフロレッセンスはとめどなく出てしまいます。

依頼したのは、大阪の業者だということですが、施工はもしかしたら地元の石材店かもしれません。
地元といっても、提携業者はすぐ近くの石材店というわけでなく、県内でもどこの石材店かわかりません。

墓石のネット通販は「安さ」が売りなんです。

安いのには理由があり、それは施工に時間をかけられないことを意味します。

なぜなら元請け会社は、地元か大阪の施工業者に施工を依頼します。
そもそもの受注金額が安いため、下請けの施工業者に払える金額も決まっています。
そうすると施工日数は決まっているため、早く仕上げないといけないので、とうぜん施工には丁寧に時間をかけられません。

卑怯だと思われるかもしれませんが、私たちは同じ施工業者を責める気にはなれません。
安い料金で下請けをしているのだから、できることに限界があるんです。

巷では「ブラック企業撲滅」という空気が蔓延していますが、一般のお客さま「高すぎる!安くしろ」と安い料金で提示をされると、それを受ける業者はブラック企業の従業員と同じ立場になってしまうんです。

墓石に「安くて良いもの」はない!安いのにはそれなりの理由がある

墓石のような高級品は「安くて良いもの」なんかありません。
安いのには必ず理由があります。

墓石が全国一律、同じ条件で建立できるものでないことで、価格帯に不安を覚える方にとっては、ネット通販墓石は、すべて資料に書いてあるので(そのために膨大な資料になっている)、分かりやすいです。

ただ、安さを一番の売りにしていますが、それは非常に短期的な側面での安さであるので、もう少し、中・長期的にみた場合、手間がかかる割にそんなに安いかな?というのが個人的な感想です。

ネット通販墓石にも保証はついていますが、保証内容はどんなものなのでしょう。
また、小さなアフターフォローを頼む場合、自社で建てたお墓には無料でする石材店が多い中、有料になるはずですし、別の石材店に頼まないといけないことなども出てくるのではないでしょうか。またその場合、価格は既存客よりも割高になると思います。

総合的な価格面でも予算を石材店に伝えれば、選択肢は狭くなりますが、それに近い価格で建てれることも可能なので、必ずしもネット通販が安いとは限りません。
ただ、そういった情報を石材店がお客様に伝えてないことで、地元の石材店は高いというイメージがついてしまっているのでしょうね。

信頼できる石材店を探すことは、最初は大変でも後々あなたを楽にする

ネットにしかお店がない業者は、便利で仕事もスピーディーかもしれませんが、その代わり撤退も早い特徴があります。

業者にしても、クレームがつくようになり、うまみがなくなればすぐに撤退できます。それ自体は違法ではありません。

どの石材店が信頼できるかを探すのは大変労力がかかることでしょう。
そのため私どもはお客さまに見つけていただけるよう、こうして情報発信を続けています。
入り口はネットになることもありますが、創業して60年以上の実績があります。

墓石は長く残るもの。

信頼できる石材店を探すのに多少労力がかかったとしても、その労力は後々決してあなたを裏切らないでしょう。



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