墓石に彫刻する文字。故人の名前は彫らなければいけない?

亡くなった人の名前は彫らないといけないの?

ご家族が亡くなると、時々お電話でお問い合わせがあるのが、
「亡くなった家族の名前って、墓に彫ってもらわないといけないんですか?」というものです。

お墓を建立すると、墓石の一番上の棹石の横、または後ろに「建立年月」を彫刻します。
そして、建立年月の横に『建立者』のお名前が彫ってある場合がほとんどかと思います。
建立者がご存命であれば、お名前の部分に赤いペンキを入れます(ご要望によっては入れない場合もあります)。

スナダ石材でご建立され、その建立者の方が亡くなった場合は、無料で赤いペンキを黒に入れ直させていただいていますが、建立者とは別の方が亡くなった場合は、墓石にあらためて亡くなった方の名前を彫る必要はありません。(富山県の場合)

ただし、亡くなったご家族の法名(戒名)を刻んでいく「墓誌(法名板)」を、お墓の横などの空いているスペースに据え付けることはできます。

墓誌も石なので、どの石種を選ぶかと大きさで金額は変わりますが、約50,000円~(彫刻費込み)となります。(要・見積り)

墓誌を付けると、どなたかが亡くなるごとに、その方の法名などを彫刻する必要がでてきます。
彫刻費は、1名につき43,200円(税込)で、彫る内容としては、「法(戒)名」、「俗名」、「没年月日」、「享年」になります。

法名(戒名)をいただくことは、成仏して極楽浄土へ往生するため

墓誌に彫る『法(戒)名』は生前にいただくこともでき、一般的に法名をいただくということは、出家をして「仏弟子」になった証でもあります。
亡くなった後の法名は「死者救済」の意味があり、仏さまとして成仏して極楽浄土へ往生するには、「仏弟子」となる必要があり、そのために死後に法名を授かります。

ちなみに富山に多い浄土真宗では「戒名」と言わず、「法名」と呼ぶため、墓誌も「法名板」と呼ぶこともあります。

宗教観が薄れてきてるとはいいながらも、死後の捉え方には、まだまだ仏教的な考え方が浸透しているので、お墓にも仏塔としての名残があり、それが『墓誌』というカタチで残っていることで、後世に伝えることができるようになっています。

色々な墓誌のカタチ。石に刻むということ

『墓誌』にも色んな大きさや形があり、そしてオリジナルの彫刻をあしらう施主様もおられます。

亡くなったお父様が病室からみていた「立山連邦」をレーザー彫刻した墓誌

花を浮き彫りにしたりと、墓石では表現できなかった部分を墓誌に彫刻されるなどの工夫もみられます。

『墓誌』そのものは、後で据えつけることができるので、墓石と一緒につける方は最近はそれほど多くありません。
家族の構成員が少なくなったこと、仏塔としての墓石が形骸化してきていることもあるでしょうし、富山の場合は骨壺にもその方の法名などが書かれているので、納骨堂を開ければ分かるということも関係あるかもしれません。

ただお骨壺も古くなると、壺が破損したり、文字が見えなくなります。

その点では石に刻む名前は消えることがないので、代々継いでいくお墓や、また両家の墓をまとめて合祀するケースでは、後世の方がお墓で誰が眠っているか、わざわざ納骨堂を開けなくても墓誌を見れば一目瞭然目です。

現在の日本の一般的なお墓は「家墓」ですから、墓誌がないと建立者以外の名前はどこにも刻まれていません。
そのせいか、最近では墓誌でなくても、「自分の好きな詩」を彫刻したプレートにして、お墓と一緒に残したいというご要望もあります。

石に文字を、そして名前を刻むことは、「自分が存在した証」だということを、私たちは無意識に感じとってているからなのかもしれません。

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